


蔵
必見口コミ!
蔵@入谷! 隅田川花火大会も4年ぶりの開催となり、当日は朝からソワソワしていた。 打ち上げ会場に近いところまで行って鑑賞するのが一番だが、観光客に混じるのがやや無粋な気もした。 ならば、花火が見えるか見えないかの酒場で花火の音を愛でながら酒を呑む事にした。 場所は中根岸。 昔、三業地だった面影の残る根岸柳通りの近くにある。 暖簾は出ていないが、店から数名が談笑する声が聞こえる。 一見さんお断りの店かも知れず、恐る恐る扉を開けてみる。 いらっしゃいませ。 優しそうなご主人が快く受け入れてくれたようである。 とりあえず、大瓶をもらう。 曇り一つない薄張りグラスに最初の一杯を注いでくれた。 突き出しの枝豆をひょいと口にいれて、キュキュっと喉を潤す。 表からドンパリパリパリパリと小さい花火の音が聞こえはじめた。 19時。 定刻で第一会場から花火が上がったようだ。 店のテレビからも高橋英樹が興奮気味に伝える。 テレビと実際の音に数秒の遅延があるが、今まさに4年ぶりの花火大会が始まった。 冷しトマトと小肌酢をお願いした。 今は亡き、本所の牧野に匹敵する見事な小肌に感激した。 酸っぱ過ぎず、塩っぱ過ぎず、脂も程よく乗っている。 ぬる燗をお願いする。 銘柄不明だが、八海山と思われる。 お隣さんが食べていた太刀魚の塩焼きがあまりに立派だったので、太刀魚をお刺身でお願いしてみた。 江戸前では鱸と並ぶ夏の高級魚。 脂の乗りも去ることながら、滋味深い白身になんとも言えない上品な旨味がある。 聞けば創業70余年との事。 今は地元の常連さん相手の酒場となっているが、花街と栄えた時代には、さぞ栄華を誇っていただろう。 今でもその仕入れた魚の目利きや腕を見れば、十分にわかる。 隅田川花火大会の日に名店に出会えた。
入谷(東京)駅徒歩6分
日本料理
東京都 台東区根岸3-22-6

































































































