




山帰来 つた弥
必見口コミ!
「食べることが好き、池波正太郎も好き、グルメだしということは、作る方もさぞかしお上手なんでしょうね」 などとお世辞を言ってくれる人がいる。わかっていても嬉しいこと、まことに歯が浮くような、全身が痒くなってくる感覚に見舞われるが、あいにくなことだが料理はほとんどしない。 食べたことも好きだし、池波正太郎ほどリスペクトする人物はいないが、グルメではない。値段は張るが美味しいものを少し食べる、そんなことより安くてそこそこ美味しいものをお腹いっぱい食べる方がいいに決まっている。そんなガサツ者の作る料理が美味いわけがない。レシピもあるしクックパッドなんて動画付きで教えてくれるじゃないかとも言われたりするが、大さじ1を大さじ大盛り1にしてしまうのだから技量のほどは知れている。要はやる気がないのだ。そのかわり、作ってもらったものは美味しくいただく。食後はにっこり笑って"ごちそうさまでした"と感謝を述べることは絶対に忘れない。 そんな料理オンチでも、"料理のさしすせそ"くらいは知っている。さ:砂糖、し:塩、す:酢、せ:せうゆ(醤油)、そ:味噌のことだろう。どんなもんだい!と腹の中で威張っていたが、これは入れる順番でもある、と知ったのはつい先ほどのことだったのはここだけの秘密とする。 柚子胡椒なる調味料を知ったのは長谷川法世「博多っ子純情」であった。九州にはずいぶんと雅なものがあるんだなぁと思っていただけで、実際に味わったのはそれから10年以上経過してからだった。青唐辛子と柚子の皮、塩をまぜすりつぶしただけのシンプル調味料がチューブ入りとなり身近な存在となったのは、かなり最近のことだと思う。 「つた弥」 善光寺の北西、長野西高校のすぐ近くにある小料理屋さん。以前から来たいと思いつつ、駐車場がわからずに入ることが出来なかったのだ。内部は二層構造となっており、入口からすぐの部分の客席と、奥まったところ、数段上がったところに数席といった面白い空間となっている。ランチメニューは定食もの、丼もの、カレーといった定番と、日替わりが肉・魚料理の2種が用意されている。 「季節のランチセット 信州豚とセリ 柚子胡椒炒め」 豚肉とセリを炒め、柚子胡椒で味つけした、これ以上シンプルな料理はないだろう。豚肉の旨味とセリのクセを柚子胡椒でうまく紐づけてあげた。そんな印象の味わいだ。柚子胡椒美味い、柚子胡椒素晴らしい。板さんの技量が窺い知れる。ご飯のおかわりが欲しかったが、なんとなく気後れがしてパスしてしまった。いや、初めての店ではなかなか出来るものではないのだ。これから通い詰めて、たっぷりいただけるように努力していこう。 柚子胡椒うまかった。といってもまだまだ味わいたりない。たくさん接して、極めていかねば。
善光寺下駅徒歩15分
日本料理
長野県 長野市横沢町1483-2

































































































